いつもクアイフを応援いただき、誠にありがとうございます。
2020年6月よりクアイフとしての活動をお休みさせていただいておりましたドラムス三輪幸宏ですが、治療に専念して参りましたが体調の回復の目処が立たないため、
本人含めメンバー、関係各所と協議の結果、2021年3月31日をもってクアイフとして無期限活動休止という形になりましたことをここにご報告いたします。
みなさまへのご報告が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
今後、クアイフとしての活動は、森彩乃・内田旭彦の2名で続けてまいります。
以下、メンバーよりご挨拶・ご報告のコメントとなります。
[三輪幸宏(Dr.)コメント]
この度、無期限活動休止とさせて頂くことになりました。
昨年の6月からお休みを頂いており、自分の身体及びドラムという楽器と向き合うことに於いて、思い付く限りの治療や処置を試みましたが、
どの治療法も現段階では効果を実感することが出来ず、しばらく音楽活動から離れることになりました。
日頃より応援してくれているみなさん、心配し励ましてくれたたくさんの仲間や関係者の方々に感謝とお詫びを申し上げます。
SNS等も更新していなかったため、自分の状況も踏まえてお伝えしようと思います。
当初は1日に何度も激痛に襲われ、ピークの痛みが引いても倦怠感と痛みの余韻のようなものは残っており、しばらくすると再び激痛が襲ってくるというループで、音楽活動どころか、日常生活を送ることも困難な状況でした。
徐々にその頻度は少なくなっていきましたが、元々持っていた片頭痛も相まってか音に対して過敏になり、比較的調子の良い日でも楽器の音を耳にすると症状を引き起こすため、現在は楽器に対しての恐怖心の方が強いというのが正直なところです。
群発頭痛について、はっきりとした原因も解明されておらず、特効薬も開発されていない以上、もしかしたら明日治るかもしれないし、
生涯に渡り付き合っていくことになるかもしれないという今後の見通しが立たないまま、
いつまでもメンバーや周りの方々に待って頂いている状況は、自分の精神衛生的な観点からも良くないと判断し、
バンドはもとよりプレイヤーとして無期限での活動休止という結論に至りました。
人生において出来るだけ長く音楽を続けたいからこそ、幾度となく選択し歩み続けて参りましたが、ドラムを始めてちょうど20年という節目に於いて、まさか自分がこんな決断をするとは想像すらしていませんでした。
しかしながら、音楽を通じて出会えた方々や経験は自分にとって何ものにも代え難い財産になっていると自信を持って言えます。
本当に今までありがとうございました。
いつかまたドラムの前に座り、演奏することができるようになったら、その時はどうぞよろしくお願いします。
三輪幸宏
[森彩乃(Vo.&Key.)コメント]
いつ何が起こるかなんて誰にもわかんない。
でもだからこそ、私は望んでる。
ゆきひろが再びドラムをぶっ叩く日が来ることを!
未来なんてそもそも不確定、それならそんな日を思い描くのだって自由。
悩んで迷って苦しんだりしながらも選んだのは、3人でつくったこのバンドを続けるということ。
だから、見ててね!
森彩乃
[内田旭彦(Ba.&Cho.&Prog.)コメント]
幸宏と出逢って12年。バンドを結成して9年。
これまで一度も触れることなく伏せてあった「解散」というカード。
今回はじめて手を伸ばしました。
「僕ら」は幸宏がいるから成立する。
「僕ら」は幸宏のドラムで完成する。
どうするべきか。何が出来るのか。何が正しいのか。何が間違いなのか。もう辞めるべきか。
———————-
楽器の前で、延々と答えの出ない答えを探していました。
でも、変わらないマインドで作りたい音楽が、そこにありました。
僕らはギター「レス」のピアノトリオ。
「何かが欠けてるからこそ、新しい表現が産まれる」
それを信じて作ってきました。
このマインドは僕だけでなく、森や幸宏だけでもなく、「3人」で見つけたものです。
導かれるように一曲衝動的に書いたとき、心から思いました。
“これを信じて続ける限り「3人」が鳴っている”
だから
辞めないことにしました。
日が経って
絶対に続けることにしました。
また更に日が経って
今まで以上に面白いことをしたいと思いました。
バンドは幸宏というピースを一度失います。
率直にそれは圧倒的に不本意でした。
それでも、新しい音楽の扉がそこにはあって、入り口で今楽器を持っているのは森と内田だけど、幸宏もここにいます。
幸宏が帰ってこれるのかどうか。
帰ってこれるとしたら、1年後なのか、5年後なのか、10年後なのか。
それは僕ら3人にも分かりません。
でも、もしもその時が来たとき、応援してくれるあなたと今、ここで約束がしたいです。
どうかどうか、僕らと一緒に「おかえりなさい」を伝えてください。
個人的にそのとき幸宏がどんな顔をするのか見てみたい。
長年一緒にやってきたけれど、まだまだ幸宏の知らない顔が僕にもきっと沢山あるから。
それまでは、森と新しい在り方で。
更に面白いやり方で。
自分達なりの勝ち方で。
悔いのない生き方で。
この船を漕いでいこうと思います。
———————-
最後に
この発表内容が決定して日が浅くて、今後の具体的なことは正直これからです。
一つだけ決めてるのは
バンド名を「Qaijff」表記に戻します。
もう一度この世界にぶっこむために初心に帰ります。決めてることはそれだけ。
コロナ禍でも前を向いていられたのは、他でもない、応援してくれるあなたの存在があったからです。
SNSでのコメントもすべて勇気づけられました。
本当にありがとう。今後ともQaijffをよろしくお願いします。
内田旭彦
今後もQaijffへの変わらぬご声援、何卒よろしくお願いいたします。
2020年4月16日
Qaijff
株式会社 KAIROS